日本ではまだ耳慣れない「チャーガ」とは白樺の幹に寄生するキノコのことです。サルノコシカケと親戚のこのキノコには、極めて高い薬効があります。 その証拠に日常的にチャーガのお茶を飲用してきたロシア・アレクサンドロフ郡の人々は、数世紀にもわたりガンと無縁の生活を送ってきたというのです。 そのチャーガの薬効の謎が、最近になって科学的に解き明かされ、世界的な注目を集めています。ロシアでは、すでに「ガンの予防と治療に有効な民間薬」としてチャーガが広く知られ、医療機関でも本格的な使用が行われています。 チャーガの和名は「カバノアナタケ」。ロシア語名の「ЧАГА(チャガ)」には、「古い幹に出来る黒いキノコ様のコブ」という意味があります。実際に、チャーガは堅くゴツゴツしたコブのような姿をしており、大きなもので直径30センチにもなります。一見して不気味な印象を受けますが、チャーガのまたの名は「白樺のガン」。実は、このキノコは「白樺の木のガン細胞」ともいうべき恐るべきパワーを秘めています。一度樹木に寄生すると、その栄養分をたっぷり吸収しながら長い年月をかけて成長し、いずれエキスを吸い尽くしてしまいます。結局命枯れ果てて幹が腐ってしまうほど、チャーガは生命力旺盛なのです。もともと白樺は、寒冷地に自生する力強い樹木として知られてます。そのたくましい幹を腐らせ、木を殺してしまうとなれば、チャーガの生命力の強さは容易に想像がつくことでしょう。
チャーガに含まれるβ-グルカンとメシマコブ・アガリクスなどのβ-グルカンとは言葉は同じですが、構造は若干異なります。β-D-グルカンが多く含まれていることを誇張した健康食品を多く見ますが、必ずしも身体に有効に働くわけでもありません。チャーガに多く含まれているのは「β−1.3−Dグルカン」やそこから枝分かれした「β−1.6−Dグルカン」と呼ばれる物で抗腫瘍機能を持っており、人間自体の免疫系を活性化して治していく働きをします。チャーガの免疫賦活作用は、多糖類とその他の成分との総合的な力の集結によって、抗ガンパワーが倍増します。 活性酸素を除去する物質。病原菌以外の病気の9割は活性酸素が原因だと言われ、ガン・糖尿病・心筋梗塞・動脈硬化・脳血管障害・肝炎・痴呆等、数多くの病気がこれに当たります。 食物繊維は「6番目の栄養素」として最近注目度が急上昇。この植物繊維には免疫を活性化させる働きや、体内の不純物を絡め取って速やかに排出する作用があるため、発ガン物質を取り除いてガンを予防できるなどの、様々な効果が期待できます。 動物の皮膚などにある色素で、肌の色を決定したり、紫外線から肌を守るなどの働きがあります。チャーガに含まれる多量のメラニン色素には、上記に加え、強力な「抗酸化作用」と「遺伝子保護作用」がある有効メラニン色素であることが解っています。女性の大敵であるシミや皮膚癌は、このメラニンの分解によって起こります。メラニンは体液や細胞の酸化を押さえ、健康を維持する為の重要な働きをします。 抗酸化物質であるポリフェノールを含む、赤ワイン・緑茶・ブルーベリー等を日常的に摂取することで、ガンや動脈硬化の予防効果を高めることはよく知られています。リグニン分画とはポリフェノール以上に抗菌作用や抗酸化作用に優れており、エイズウイルスやインフルエンザウイルスなどの各種ウイルスを餓死させる働きをします。最近その効果が続々発見され、植物繊維に次ぐ「7番目の栄養素」とも言われ、世界中の科学者の目が集中しています。